

どの業者に発注しよう・・・・ではなく、いざ発注する段階になってからのことです。
お客さまには絶対に言いませんが、ホームページの制作料金にはお客さまのワガママにお付き合いする負担は必ず含まれています。これは感情的なことではなく、些細な仕様変更によって非常に多くの工数が再利用できなくなることが少なくないからです。
どんなページの内容にするか?
多くのお客さまは、まずトップページから考えてコンテンツを後回しにしますが、これは非常に良くありません。トップページはホームページ全体の総合案内であり、それを視覚的に訴えるのが役目なので、案内したい内容を決めるのが先です。
これは下層のページにも同じことが言えます。
つまり、トップページからいちばん遠いページから考案していくのが最も適切です。
図:山登りの絵。
上から降りると裾野が広がるので自分の居場所(本来の目的)がわからなくなる。
頂上を見据えて下から昇れば進むごとに選択肢がせばまるので焦点が絞れる。
1、ホームページの目的を「具体的」に箇条書きで書き出す。具体性がないものはホームページの内容を雑多にする原因になるので見送ったほうが良いです。
2、書き出したものについて、順位付けとジャンル分けをする。なお、同じくらい重要なことでも必ず順位をつけるようにしましょう。
ここまではお客さまご自身が行うことであり、制作会社に任せてはいけません。
どうしても決まらない場合は初期費用1万円プランのような事業者情報だけのシンプルなホームページが最良の選択です。
多くのお客さまは『どのように見せよう?』と考えますが、これは正しくありません。
ホームページはチラシやポスターのように「絵に文字を書いたもの」ではなく、「文章を装飾したもの」であり、ユーザーは潜在的にそういう意識をもって見ています。
考えるべきは「眼で見るもの」ではなく「読んで聞かせられること」、つまり文章が先です。
図:結起承転・・締
ホームページのユーザーは、まず結論を先に知りたがるのでそれを最も最初に書きます。また、ページの末尾はコンテンツの種別毎に統一するほうがわかりやすくなります。
つまり、ページ毎の文書構成は次のようになります。
結・・・このページで最も訴求したいこと
起・・・訴求するための書き出し
承・・・概要説明
転・・・「承」を「締」に結びつけるための誘導
締・・・「結」のまとめや資料。
STEP1で書き出した「やりたいこと」の各々について、、「結・起・承・転・締」を書き出します。この段階では文章になっていなくてもいいです。
ページ単位で書くことが少ない場合はニーズそのものが少ないと考えられます。あるいは複数ページ間で重複していたり矛盾点があるものはSTEP1のジャンル分けが適切でないといえます。
この段階の作業は非常に膨大なものになり、また、ホームページの制作において最も重要になる工程のひとつでもあります。
売上や検索順位などの成果を期待する場合はこの段階から制作会社を入れたほうが良いです。
オーダーメイドの制限付ライトプランはこの段階に関与しませんので価格が安くなっています。
ホームページをつくったあとはどうするか?
この選択肢は4つしかありません。
図:ブログ型更新システム
定型フォーマットの更新作業の「負担」を軽減するためのものであり、知識のない人が任意に書き換えるためのものではありません。
簡単と自動は似てるようで全然違います。
ここで選んだ対処次第で、STEP2の見直しが必要になり、全体のレイアウト方法やデザインが左右されます。ひとつ例を挙げると、更新が予想される箇所をデザインで固めてしまうと作業性が著しく低下します。
1、更新の必要性をもういちどよく考える。(→代替できたり略せないか?)
2、システム導入によるコスト増が外注に比べてどうか考える。(非通販の場合、ほとんどのケースでCMSの導入より外注委託のほうが安い)
3、候補箇所を他ページと共有化(共通化)できないか考える。(分散させると管理できなくなる)
4、更新箇所を極限まで定型化する。(→定型化できないとかえって作業負担が増す)
予算を先に提示すると目一杯使われそう・・・
と思われますが、それは杞憂です。なぜなら多くのお客さまが考えられている予算では、満額使い切っても要望の半分も満たせないケースがほとんどだからです。
それ以前の問題として、会社のホームページはお客さま個人の私物ではないはずです。会社の広告営業媒体として使える金額は限られているはずです。
図:ROI
「やりたいことをするために幾らかかる」ではなく、会計勘定上で適切な金額であることが大事です。
先のとおりお客さまが考えている予算で駆け引きは成立しません。
最初に提示し、予算を前提にした提案をもらって修正をかけるほうが結果的に安くなりますし、満足度も高くなります。
1、制作会社の提案で不要と思う部分を削る
2、自分でできることは自分で行う
差額はそのまま価格に反映させるも良し、足らないと思われる部分に加算しても良しです。
ここでようやくデザインの話です。
よく「クールな印象」とか「派手で目立つ」とかいいますが、「○○デザイナー」の肩書きを持つ人間でそれらをデザインと呼んでいるのは、いわゆる「ウェブデザイナー」だけです。
ホームページのデザインは高度に論理的に考え、また、他の広告媒体と連携させて決めるべきことなので、必要な準備ができなければ無機的にしたほうが良い選択といえます。
図:ホームページで用いられるデザインの種類
レイアウトデザイン(設計)
ユニバーサルデザイン
デコレーションデザイン(装飾)
デザイン(視覚上のテーマ)
デザインっぽくしたい場合はデザインコンセプトを決めます。
通常は取扱商品や業種を連想する「一般的な何か」をテーマにし、それをレイアウトの骨組みにあてはめて全体を描きます。
この作業を外注に委託すると通常は物凄く高額になります。おおよそ10万円以下のデザイン料は、「デザイン考案料」ではなく「レイアウト+画像作成料」であることがほとんどです。
ホームページのみならず広告物全般において統一する(CI活動)のであれば、広告関連を発注しているすべての業者を集めて会議を開いたほうが良いです。
一見すると我々のことのようですが、これはお客さまにこそ必要なことです。
途中変更には対応できますが、これが何度も繰り返されると当初の目的とは到達点が違ってくる可能性も高くなります。
また、制作過程で時間をかけて考えたいことも発生しますが、「時間をかけないと代案が思いつかないこと」のほとんどは結局無意味であることが多いです。
図:時間をかけて考えたい
何を?
代案の考案・・・・・×
代案と原案の選択・・・○
1、進捗スケジュール表を作成しましょう。
本来は我々が用意すべきものですが、立場上、お客さまの業務スケジュールに口出しできません。
2、思いつきは後日まとめて
最低でも1晩は寝かせましょう。